数年前から「朗読の会」に参加しています。
先日、発表会がありました。
発表会は約一年半に一回のペースで行っているのですが、前回と今回は時期をずらして、様子をみながらの開催となりました。
今回読んだお話
私は今回『銀河鉄道の夜』の中から「さそりの火」の場面を朗読しました。
そして『星めぐりの歌』もうたいましたよ☆彡
Poccuru
♪あかいめだまの さそり~♪
星めぐりの歌は、つい口ずさむことが多いのです♪
『銀河鉄道の夜』は長編なので、朗読会ですべては読めませんが、
初めて聴いた方や過去に読まれた方も、またふと読んでみるきっかけになればいいなと思いました。
朗読する人は、それぞれ自分の読みたいものを選んできます。
初めて聴くお話や、題名は知っていても読んでいなかったもの、昔聴いたお話など……。
同じお話も、読み手が変わると感じ方も変わるので、それもまた味わいがあるのです。
中には、昨今のウクライナ情勢の報道に心を痛め、ウクライナ民話『てぶくろ』を読まれる方もいました。
読み手全員の朗読では、斎藤隆介 作の『でえだらぼう』を読み、
今年の発表会を終えました。
思っていたよりも早くに梅雨が明け、暑い日でしたが、
改めて「人の声」で聴くお話は、温かいなと感じるひとときになりました。
『銀河鉄道の夜』の作中には、「ほんとうの幸(さいわい)」という言葉が幾度も出てきます。
ここ数年間この言葉を、また自分に問いかけながら過ごしています。
それは私だけでなく誰かもまた問いかけながら生きていて、
そういったひとりひとりの生きる道を、奪ったり奪われたりすることがないようにと、切に願うこの頃です。
朗読の会は、そんな道の途中にある「交差点」のような場になれたらいいなと思いました。
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