今年の夏は3年ぶりに、海辺の花火大会を見ることができました。
Poccuru
砂浜に座り、波の音に揺られながら♪
「海辺の花火大会」というものを、私は南房総に移り住んでから、初めてじっくりと見ることができました。
今までは、建物の合間やコンクリートの道、そして人の混雑の中から見ることが多かったのです。
なので、こんなにゆったりと楽しめることにおどろきました。
潮風と波の音に揺られながら、打ち上げられる花火。
そしてその花火が海面に映り、きらきらと光って、なんともきれいなのですよね。
砂浜に座り見上げていると、在住の若者らしき方のアナウンスが響いて、それもまたほほえましかったです。
数年前に描いた「蛍と花火」という貼り絵は、この海辺の花火がきっかけで描くことができた作品です。
私が住んでいる山間部には蛍がいるので、これから先も蛍が生息できる環境であるように、
そして、夏の平和の祈りを込めて描きました。
以前、戦争体験者の方が「花火の音と光で空襲を思い出す」と話してくれたことがありました。
そして、「火薬を武器としてではなく、美しい花火に使用しているから平和の象徴でもある」と伝えてくれました。
今は亡き祖母も、夏の盆踊りを楽しみに過ごしていましたが、その笑顔の奥にはきっと、色々な体験と言葉にできない想いが、沢山あったのではないかと思うのです。
夏の花火を見ていると、そんな色々な気持ちが溢れてきて、空に放たれていくような気がしました。
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